蓮見七月の部屋から考察

部屋から考える社会・世間

現役ニートが見る報道特集『8050問題』

2021年6月12日 報道特集『8050問題』を見て

 

今日、報道特集で8050問題が取り上げられましたね。

 

この問題はニートにとっては重大な課題なんです。

なにせ当事者ですからね。

 

僕は今年で24歳。両親は50歳を少し過ぎたくらい。

 

これが高齢化すると子供が50歳のニートあるいは、ひきこもり

そして両親が80歳の高齢者になるというわけです。

 

ちなみに僕のニート歴は3年ほどなのですが、心配事ではあります。

僕自身もそうだし、ニートの先輩方もそうです。

 

本編を見る。

ひきこもりにもさまざまな種類がありますね。

発達障害やいじめ。その結果がニートということもある。

僕も鬱をやりました。

 

生活保護を受ける未来も見えてきますよね。

これに対する偏見のようなモノもまだ多い。

お上に面倒をかけてはいけないとか、世間体とか。

 

しかし、どうしようもないなら現実的な選択肢として生活保護もありますね。

国民の権利ですから。受けれるなら受けていいと思います。

 

両親には頭が上がらない。

これはひきこもり状態が落ち着いてきたらある程度みんな思うんじゃないかな。

両親の教育のせいで引きこもっている。

ということもあるのだけど、人を恨むのは辛いから。

家族を恨まなくなると生活が前向きにはなると思う。

 

ひきこもり支援

興味深いです。元ひきこもりの人たちと会って話す。

僕もやってみたい。

ニートや引きこもりの方。話したい方。連絡してくれたら嬉しいです。

”学生さん”と呼ぶのも面白いですね。

学生時代を取り戻せそうでいい響き。

 

親の死。

これが見えてきてる人も多そうですね。

無論これは、若いニートには関係ないということではないでしょう。

死はいつ来るのかわかりませんから。

極端なことを言えば明日、親は死んでしまうかもしれない。

僕も現状を変えないと。と思うことはあってもなかなか行動に結びつかない。

変えたいのに、変えられない。

そんなもどかしさはニートの皆と共通していると思います。

 

ひきこもりからの脱却。

上手くいった人もいるのですね。

勤務時間の相談に乗ってくれるのは本当に助かっていると思います。

就職活動の失敗は本当にしんどそうです。

社会から認められないというのを直に感じる。

お前はいらないんだというのを、社会人からハッキリ言われるわけですから。

これは辛い。

支援団体の作業所に通ったのはえらい。立派だと思います。

なかなか腰が上がらない。

 

アスペルガー症候群

この特徴を持ってるとちょっと現代社会では大変なことも多そうです。

しかし、特集されている男性は障害を受け入れて前向きに行動できたのですね。

”空気読めよ””言われなくても分かるでしょ”

これは僕も苦手。

なんで言わないんだよ!?といつも思います。

伝わるかどうかなんて言って見ないのに分かるわけない。

なのにほとんどの人はそれをこなしているんですよね。

この違いを受け入れられないと辛い。

 

ひきこもりが頑張ることで両親との関係が改善されるのは幸せですね。

親から歩み寄る。子供が頑張る。どちらも素敵です。

誰しも子供と仲が悪いままあの世に逝きたくはないでしょう。

 

10年たてば9060問題。

確かにそうだ。

事件にもなる。孤独死や心中も出てくるかもしれない。

 

ひきこもり支援は外繋がること。

確かにそうですね。

外に繋がる勇気を持つ。

これが出来れば少し状況は変わるかもしれない。

 

SOSを出すのも必要ですよね。

本当に辛い状況にある家庭もあるでしょう。

両親が辛いのかもしれないし。子供が辛いのかも。

辛い!

そう思うなら助けを求めていいはずです。

 

報道特集では8050問題が取り上げられましたが、これを見るだけでは状況は変わらない。

 

支援してくれる施設にアクセスする。

これが具体的な一歩踏み出す行動なのかな。

 

僕は現状、辛い!という状況にはあまりありません。

両親が鬱になった僕に理解を示してくれたからです。

未だにこの対応は親として違うだろう!と思うこともありますが、半分くらい諦めました。

当時は死にたい!と叫んだこともあったのですが病院へ通って、薬を飲んで良くなりました。

しかし未だに働けない。

コロナが終わったら。いや、ワクチンさえ打ってしまえば僕も外にアクセスしたい。

出来るだろうか?

たぶん最初は外に遊びに行くと思う。

次に金が必要になるから、働きたくなるかもしれない。

そうなると良いな。

 

他のニート、ひきこもりの方。

どうか自分のペースで頑張ってください。あるいは頑張って休んで下さい。

 

家族の方。

どうか自分の子供を恨まないで上げてください。

心中や殺人も現実にありましたが、どうか踏みとどまって支援を求めてください。

できれば子供を愛してあげてください。

正しい愛。これがあれば僕もひきこもりにならなかったんじゃないかと思います。

 

皆様の人生が上手くいくことを祈っています。