蓮見七月 ニートの考察

社会・世間を部屋から考える

現役ニートが見る『ひきこもり先生』第五回 最終回

最終回、ついに始まりました。「できる、できる、できる」がタイトル。

頑張れ!上嶋先生!

 

 

 

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ひきこもり先生

学校

 

冒頭から、いじめはあった。 上嶋先生はそう言います。

 

校長は先生方にいじめがあるか、聞きます。

残念ながら手は上がらない。どうする。上嶋先生……。

 

その後、教育委員会へ行って個人で伝えようとするも、「学校を通して」と一蹴。

 

そして、自分たちの校長先生は市長に媚びを売るために、いじめ、不登校ゼロを掲げているという事が明確になりました。

 

そして、学校には味方が必要だ。そう結論付けました。

なんと上嶋先生、首から段ボールをかけて、「味方になります!」

校門でそんな活動をします。

とんでも先生だ。愉快で笑ってしまいました。

 

STEPクラスのみんなは分かってくれました。

そして、卒業式は元のクラスですることになる。そう伝えられます。

皆は乗り気じゃありません。

そりゃそうだ。

 

そこで女性の担任教師がSTEPルームで卒業式をすることを提案。

みんなは乗り気です。どうなるか。

 

さらに、校長に直談判。

STEPルームで卒業式に出席したいと。しかし、校長は激怒。

どうなるんだろう。この校長も分かってくれるのだろうか。

 

卒業式の練習で、「周りに合わせるために学校はある」「そのための訓練なんだ」

という趣旨の事を言います。

見てられない。

 

「人を傷つける大人になって欲しくない」

校長はそう言いますが……。つらい時は誰にでもあるよ。

傷つけちゃいけない!そう言っている人も、将来傷つくことがあるんですよ……。

 

ヨーダ

上嶋先生の友人。いや、親友かもしれません。ヨーダ君が学校に来てくれました。

どうするのか。余命宣告を受けています。

残りの人生で、何ができるのか。何をするのか。

 

STEPルームで「俺が好きなのは上嶋先生だ」

そう言いました。自分が不登校、ひきこもりになった理由を離します。

ヨーダ君は16くらいから、ひきこもりだったそうです。

二十年くらいずっと苦しんでいた。

 

親から絶縁の宣言をされたことも言います。

同席する校長は不機嫌です。

 

「俺はもうすぐ死ぬ」

生徒たちにそう言います。衝撃的だ。

「でも、みんな死ぬんです」

「だから、働いてください」

そういうことをヨーダ君は言いませんでした。

思い通りにはならないんだ!

最後まで、ヨーダ君はヨーダ君を貫きそうです。

誰も彼の生き方を笑うことはできないと思う。だって、彼が一番自由だから。

 

悪い人じゃないんだ。ヨーダ君。なのに死んでしまう。

この展開。すごく、胸に来ます。

 

校長先生

校長の過去が明かされます。新人教師のころ、学級崩壊を起こしてしまったそうです。

教室から逃げたと。

 

そして、録音機が取り出されました。

内容は、上嶋先生がいじめはある!と言った時のモノ。

校長はこの時、「いじめはある、と思う先生は挙手を」と暗黙のウチに脅したシーンです。

教育委員会から、凄まれてました。

どうなるんだ。校長先生。

一度失った情熱は戻ってこないのでしょうか。

 

「俺は人を育てられる器じゃないんだよ!」

ついにそう、叫んでしまいます。それに対して上嶋先生は

「苦しかったんですね」

一見、悪者に見える奴。そういう人に対しても、優しさを発揮できるのは特異です。

ひきこもりだから、そう言う訳じゃなさそうです。

上嶋先生の優しさかな。

 

 

STEPルーム

卒業式をSTEPルームで開ける。そう聞いてみんな喜びます。

しかし、上嶋先生は他のクラスと一緒に、卒業式に出ることを提案します。

 

しんどい時は、逃げたっていい。

そう言っていた上嶋先生。

逃げたままずっと生きていくわけにはいかない。

 

あぁ。凄く、大変だ。僕に言ってるみたい。

僕はまだ戦えない。もう少し、ひきこもらないと、無理そうだ。

 

しかし、STEPルームの生徒たちは挑戦しようとします。

えらい。

もちろん、逃げてもいいハズだけどね。

戦えるなら戦った方が良い。

 

戦っている人。凄いです。応援してます。

 

娘さん

上嶋先生も一歩踏み出します。

待っていてくれた娘さん。卒業式に来てくれる?と言ってくれます。

よかった。

 

家族仲が悪いのは本当に辛いから。僕は分かります。母親を恨んでいたから。

でも、恨むとものすごいエネルギーを消費します。

なので、解決できるならした方が良いです。

逃げたかったら、逃げた方が良いかな。

 

休校

唐突に、焼き鳥屋さんに北斗晶さんが。

テレビを付けると、学校は休校にすると、安倍首相が会見。

教育委員会と先生たちはてんやわんや。

 

ここの描写はちょっと、政権批判っぽいかな。

 

納得できない先生もいるようです。

う~ん。僕は卒業式とか、どうでもいいタイプだから、何とも言えない。

 

校長先生は、リスクを回避するために、学校へは来ないように。と決断。

卒業式は中止と。

 

卒業式を開きたい先生もいるようですが、僕だったら反対かな。

気持ちはどうなるのって。一人一人に確認してないじゃん。

 

自分の思う、いい学校生活を押し付けるタイプの先生もいましたね。

ちょっと立ち止まって考えて欲しいかな。

 

そして、しれっとですが、焼き鳥屋さんでは声による注文も受けていましたね!

上嶋先生も成長しているんですね。

何歳になってからでも、ちょっと自分を変える事ができるんですね。

 

卒業遠足

STEPルームのみんなが遊園地の前に集合しました。

しかし、コロナのせいで閉まっている。

その後、みんなは歩いて学校へ。

 

卒業証書を持ってきてくれた生徒がいました。みんなで、自分たちだけで、卒業式を開きます。

ラスト

青春だなぁ。僕は、自分たちで何かやる。という事を徹底的に避けてきた。

こういう事、やれるうちにやった方が良いのかも。

いや。上嶋先生のように、頑張れば楽しいことできそうですね。自分が成長すれば。

 

 

不登校の時は学校へ来い。今は来るな。変だよね」

生徒が先生たちに向かってそう言います。

僕も変に思ってました。僕の方は、ひきこもりだから、逆に助かりましたけど。

あっ。ひきこもってていいんだ。そういう風に救われましたね。不謹慎ですけど。

 

上嶋先生はいままで、諦めて、一人になっていた。そう告白します。

そして、「できる」そう思った生徒たちを褒めます。

僕も、できるって思った方が良さそうだ。

「できると思って良い。できる、できる、できる」

先生。本当に前向きです。

そうだね。簡単だけど、できるって思えるのって難しいですよね。

でも、思って良いそうです。思って良いみたい。

 

校長も根負けして、校門を開けます。

 

校庭で寝そべる。

僕も学生時代にやっておけばよかった。

みんな気持ちよさそうです。

 

これで、この物語は終わり。

「逃げてもいい」

「できると思って良い」

「人はいつか死んでしまう」

この作品を通して僕はそうを感じました。

全て簡単に見えるけど、実際に思うのは難しいです。

そして、思える人は、きっと、上嶋先生や生徒たちみたいに、校庭で両手を広げることができるのでしょう。

僕も、できるようになりたい。

良いドラマでした。

ありがとう、ひきこもり先生。