蓮見七月の部屋から考察

部屋から考える社会・世間

『周りが堕ちると落ち着いた』ニートのてきとうエッセイ

最近、こんなツイートを見た。

 

内閣府の調査によるとデートの経験が無い人が4割近く……。

年金が減額される……。

それからイーロン・マスクの日本消滅の予言について。

 

こう言う話を聞くと、僕は落ち着く。もちろん僕は日本が好きだ。決して反日的な人間ではない。

 

しかし日本という太陽が傾いている話を聞くと、どうしようもなく安心するのだ。

 

これは僕がひきこもりという社会的には弱い立場に甘んじているからだろう。

 

僕は、ひきこもりだよ。でも皆だって調子が上がらないんだろう?

こう言った主観を大衆やデータが支持してくれるような気持になる。

 

悪いのは僕だけじゃない。日本という共同体が丸ごと良い状態じゃないんだろう。

実際その通りな事もある。

 

教育では教員が足りないらしい。

エンジニアが足りないらしい。

電気もこの夏足りないらしい。

そして致命的に足りないのは出生率だ。

 

我々は子供を作れない。作れる環境に生きていない。つまり、将来的に若者が減る。

その時、老人になった我々は、誰に支えてもらうのか。

今よりもっと減った若者たちを奴隷の様に酷使するのか? そんな事が出来るのか?

 

今だって若者は、いや、若者に限らず生活は苦しい。この苦しみを味わって、子供にそれを強いるのだろうか?

 

我々はきっと斜陽に生きてる。平家物語と同じように滅びることが分かっている話なんだ。

 

そう思うと、僕は不謹慎にもワクワクするのだ。

みんなで堕ちて行けるじゃないか。これは一種のナショナリズムなのかもしれない。

皆と一緒に居ることが嬉しい。

 

このように感じることは不道徳で、とても本名を使っては書けないだろう。

友人にもなかなか言えない。だけど溜まったものを吐き出した。

ここに書いて吐き出した。

 

不快になったら申し訳ない。でも不快になった人は健康だ。そのまま楽しく生きて欲しい。

 

ところで今、政治家さんたちは何をしているのだろう? 批判的な意味ではなくて、本当に。

 

もっと危機感があっても良いと思うのは僕だけだろうか?

このままいけば日本という国は残っても国民は消えてしまう。

 

今が良ければいいのだろうか? 与党も野党も心配だ。 僕らの見えないところで頑張っているのだろうか? そうだったらいいな。

 

もちろん日本全体の調子が上がってしまったら、働いていない僕なんかは迫害されるかもしれない。

だから僕にとっては日本が良くなるのはマイナスだったりするかもしれない。

それでも多くの日本人が幸せならそれでいいか。

 

調子の悪い時も良い時も、ぼくはこの国とこの国の人が好きなのだろう。

 

ただ、不調な今は皆と一緒にダメになりたい。そう思ってしまっているんだ。

 

エナジードリンクが流行したり、ヤクルト1000みたいなストレス軽減飲料が流行ったりするのも好ましい。

もしかしたら将来的にはドラッグや拳銃自殺が流行るかも。米国ではすでに絶望死というのがあるらしい。

 

この国でも流行るだろうか?

もちろんそんなことは考えてはいけない事だ。

 

希望の無い音楽なんかも流行るかも。

正直言って、楽しみだ。こんな事、言ってはいけないのだろうけど。

 

ぼくが吐き出したこの感情も、もしかしたら斜陽国家の歴史の中の1つかも。

 

そう考えるとやっぱり落ち着く。いけない事だと分かっているけど。