バトルアニメじゃないかもしれない!『チェンソーマン』7話感想
チェンソーマン最新話、見ましたか? 僕は凄く良かったと思うのですが、どうも賛否ありそうなのでその辺りを中心に感想を書いていこうと思います!
7話は永遠の悪魔にデンジくんが向かって行くところから始まりましたね。
永遠の悪魔を切って切って切りまくる。血が足りなくなれば悪魔を喰って体力回復。BGMはマキシマムザホルモンの『刃渡り2億センチ』大いに盛り上がるシーンのはず……。
でもTwitter上ではイマイチだったとの声も聞かれます。
良かったと思ってる人(僕も含めて)の目を汚すことになるのでツイートの引用はしません。プライバシーの問題もあるし。
ただよく思わなかった人も居るようで、その理由として挙げられるのは名言「永久機関が完成しちまったなアア~!! これでノーベル賞は俺のモンだぜ~!!」が物足りなかったと言う事なのです。
バトルシーンの迫力が足りなかったのでは?という人も居ます。個人的には悪いとは思いませんでしたが、言われてみればもっと狂気的に大音量で戦っても面白いかもとは思いました。
作中でもネジのとんだ奴が勝つ。と言うような発言もありましたので、狂った戦いを演出できれば物語の説得力も増すような気がします。
さて、ここからは僕の推測ですが、アニメ化に当たって製作陣はこの『チェンソーマン』と言う作品をバトルマンガとして捉えていないのではないかと思います。
バトルよりも人間関係や世界観、日常描写に重きを置いているように感じるのです。
7話の飲み会のシーンやそれぞれの回想シーンどれもハイクオリティ。
アキくんの日常シーンなんて本当に美しかった。
こんな技術力があるのにバトルシーンの評判が”一部で”よくない……。
やはり製作陣の主眼は世界観や人間関係に置かれているのではないでしょうか?
そして僕も1話から哲学的なテーマを含んだアニメだなと思って見てます。
(だからバトルシーンを不満に思ったことが無いのかもしれない)
デンジくんの様に貧しく、教育も受けていない人は却って物事を正直な自分の感性だけで捉えられる。
そんな人物が考える夢や幸せって何だろう? デンジくんを通してどう生きるか、幸せって何か、夢って何か、考えざるを得ませんでした。
そう言った内省的な作品だと捉えればバトルシーンに主眼を置くことは無いのかもしれません。
バトルが好きなのに! と言う方は今後の描き方によってはアニメは向いてないかも……。と言う流れになってもおかしくないのかもしれません。
でも大丈夫! 素晴らしい原作がありますからね! アニメがダメなら自分の想像力y理解力をフルに使って原作を楽しみましょう!
僕と同じように原作未読の方も今後の展開によって、アニメより原作の方がいい!という感想を持つようになるかもしれませんね。
どんな作品にも合う合わないはありますから、鑑賞者自身が工夫して自分に合った媒体で楽しむことが大切なんだと思います。
ちなみに僕はアニメの描き方、大好きです!
この記事を読んでくれた方、ありがとうございました。
※取り上げた批判的な感想は本当に1部の意見でしかない事を改めて強調しておきます。大事なのは自分の感性だと思います
チェンソーマンのオープニング曲、米津玄師『KICK BACK』の解釈も書いてます!興味のある方はどうぞ