蓮見七月の部屋から考察

部屋から考える社会・世間

ニートのてきとうエッセイ『地元の本屋に本が無い』

このタイトルは正直、誇張だ。

本が無いなら本屋じゃない。

何が置いてあるのか?

漫画やライトノベルだ。このジャンルも悪くない。作家の頑張りの結果だ。

業界全体の頑張りの成果かもしれない。

 

しかし、文学が少なすぎた。

特に日本で純文学と言われるもの。それから海外文学もない。

谷崎潤一郎の作品が『痴人の愛』しか置いてない。

ヘミングウェイなんて一冊も売っていなかった。

 

現代ミステリも良い。

ドラマの原作になった作品も良い。

しかし、名著が置いていない。

芥川賞のスペースも見当たらなかった。少々の直木賞受賞作品スペースがあるだけだった。

 

さらに言うと、僕の地元からは海外と言うものが消えたのかもしれない。

皆、世界は日本だけで構成されていると思っているのかもしれない。

それならあれだけ何もないのも頷ける。

 

なるほど確かに、何を置くか。その決定権は店側にある。

しかし、あの店だけ行くようなことになれば必然的に視野が狭くなる。

 

ライトノベルを読む層が少し難しそうな作品も読んでみよう。そう思う機会が減ってしまう。

本屋での運命の出会い、雷の一撃が起きなくなってしまう。

かつてどんな作家がいて、どんな作品を生み出したのか。知る機会が消えてしまう。

 

海外作品も同様で、どこの国の人の作品だろう?

そういう興味を引き起こすことができなくなる。

本屋に行くだけで脳が刺激されるというような素敵な体験は地元の本屋から消え去った。

 

このエッセイを読んでいる人は、

「いやいや、無いなら検索すればいい」

と、思うかもしれない。

 

しかし、ライトノベルや漫画ばかりを読む人が、検索ワードに

ゲーテ 若きウェルテルの悩み」

と入力するだろうか?

 

僕はその本とブックオフで偶然に出会った。

牧歌的でありながら繊細な心情が鮮やかに描かれていた。

 

僕の地元の本屋では一目惚れや片思いという形から遠く遠くに行ってしまっているのではないか?

目当ての人にアタリを付ける婚活アプリのようになってしまっていないか?

他の本屋がそうなっていないことを祈るばかりだ。

 

逆に様々な本を置けば、視野は広がり恋の機会が増えるはずだ。

普段、ライトノベルを読んでいるクラスメイトが突然、太宰の『斜陽』から引用して

「人間は恋と革命のために生まれてきたのかもしれない」

ぽつりとそう呟いたら?

考えただけで僕はときめく。

 

漫画を読む友人が

「この漫画は誰それと言う大作家の作品から影響を受けたのでは?」

と、解釈しようとしたら?

それだけで僕は嬉しい。

 

人間としての厚みが出ると思う。

世界に素敵な人が増える。

人が何を考えているか読み取ろうとする人間が増えるだろう。

ライトノベルや漫画を読む人はぜひ文学を。

文学を読む人間はライトノベルや漫画を、それぞれ読むともっと良くなるかもしれない。

 

ところで、本の配置を決める本屋は儲けを優先していたのだろうか?

行く度に文房具やライトノベル、漫画の棚が増えて文学は隅に押しやられる。

たしかにあの本屋には『論語と算盤』は置いてなかった。

あの本屋の商売を良い、善い商売だとは思えない。

 

「見たいものは置いてあります。私の考えはありませんが」

というような売り方。

凡庸な政治家みたいな言い草だ。

つまらないよ。

 

八方美人の小説がつまらないのと同じだ。

共感できる作品です!共感できました!

それだけ。

 

確かに共感は心地よい。

自分と同じ考え方の人間が居ると安心するからだ。

でも、成長が無い。

脳の形はそのままで拡張しない。

 

批判的な事を書いたかもしれないが、地元の本屋が悪いわけじゃない。

需要の高いものが店に並ぶ。それで売れる。欲しいと思った人が買える。

これが資本主義だ。

それで満点かもしれない。

 

このエッセイを読んでくれた人の地元に良い本屋はあるだろうか?

あるなら積極的に利用するべきだ。

資本主義に我々が征服される前に。

 

善い本屋があるのは幸運だ。

皆の地元に善い本屋があることを祈って今回のエッセイを終わる。

 

 

ニートのてきとうエッセイ『にじさんじ甲子園』

にじさんじ甲子園、見た?

8月13日から15日に行われた、YouTube上の配信「にじさんじ甲子園」

にじさんじ”という事務所に所属する配信者たちが、パワプロというゲームを使って野球をするこのイベント。

あまりの白熱に僕は筆を取った。

普段、僕は熱狂だとかの言葉が苦手だ。お祭りにも参加できないくらい。

そんな人間でも今回のイベントは熱かった。純粋な熱さだった。

各ライバー(配信者の事)が時間をかけてチームを作る。作られた選手にライバー仲間の名前が付く。

データ上の事なのに、本人たちのように動き回る。なぜ、こんなにも本人たちに似ているの? 

そう思うようなゲーム上のイベントが多々起こる。

そんなバックボーンがあるので今回の配信は大盛り上がり。

スマホを持つ手が震えるくらいのプレイが連続。

また、ライバーたちの姿勢が素敵で、ジェントルマンシップに溢れている。

 

優勝したのは加賀美ハヤトさん率いる、加賀美実業高校。

僕が贔屓にしていたチームなので涙が出るくらいうれしかった。

また、社長(加賀美さんの愛称)が立派な人だった。

何万人に見られながら配信することの難しさや、今大会であったさまざまなゲーム上の決断。これに間違いはなかったと言う包み込む様なフォロー。

全てが良かった。

 

さらに一種、裏番組のような配信があって、特に、ベルモンド・バンデラスさんの配信には海外のにじさんじライバーが参加していた。

エンターテイメントが感動と喜びを生み、海外にも伝わる。

臭い言い方だが、人と人との間に、虹が掛かったのだと思う。

こんなに善い出来事はそう多くはないだろう。

スポーツ嫌いの僕が言うのだから相当だ。

アーカイブが残るので時間のある人に見て欲しい。

時間のない人は、切り抜きと言う有志によるダイジェストを奨めたい。

 

ライバーの頑張りから元気をもらえる。

是非、僕と同じニートの人にも見て欲しい。

鬱々としている時に楽しめることがあるのは、本当にありがたい。

良質なエンターテイメントを提供してくれる配信者の皆様に感謝。

 

勝戦のURLです。動画の概要欄に各ライバーのチャンネルにアクセスできるURLが張ってありました。気になるライバーのチャンネルはぜひ、登録してください。


www.youtube.com

 

追記。

にじさんじさんは基本的に政治等の話に触れないようにしているので、あくまで個人の感想だと思ってください。

 

8月15日と言う日に、楽しく配信を見れたことを嬉しく思います。

配信者さん、ご先祖様。本当にありがとう。

病気や災害もありますが、現在の日本で戦争は起きていません。

平和にも感謝して、今回のエッセイを終了します。

 

現役ニートが見る『ひきこもり先生』第五回 最終回

最終回、ついに始まりました。「できる、できる、できる」がタイトル。

頑張れ!上嶋先生!

 

 

 

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ひきこもり先生

学校

 

冒頭から、いじめはあった。 上嶋先生はそう言います。

 

校長は先生方にいじめがあるか、聞きます。

残念ながら手は上がらない。どうする。上嶋先生……。

 

その後、教育委員会へ行って個人で伝えようとするも、「学校を通して」と一蹴。

 

そして、自分たちの校長先生は市長に媚びを売るために、いじめ、不登校ゼロを掲げているという事が明確になりました。

 

そして、学校には味方が必要だ。そう結論付けました。

なんと上嶋先生、首から段ボールをかけて、「味方になります!」

校門でそんな活動をします。

とんでも先生だ。愉快で笑ってしまいました。

 

STEPクラスのみんなは分かってくれました。

そして、卒業式は元のクラスですることになる。そう伝えられます。

皆は乗り気じゃありません。

そりゃそうだ。

 

そこで女性の担任教師がSTEPルームで卒業式をすることを提案。

みんなは乗り気です。どうなるか。

 

さらに、校長に直談判。

STEPルームで卒業式に出席したいと。しかし、校長は激怒。

どうなるんだろう。この校長も分かってくれるのだろうか。

 

卒業式の練習で、「周りに合わせるために学校はある」「そのための訓練なんだ」

という趣旨の事を言います。

見てられない。

 

「人を傷つける大人になって欲しくない」

校長はそう言いますが……。つらい時は誰にでもあるよ。

傷つけちゃいけない!そう言っている人も、将来傷つくことがあるんですよ……。

 

ヨーダ

上嶋先生の友人。いや、親友かもしれません。ヨーダ君が学校に来てくれました。

どうするのか。余命宣告を受けています。

残りの人生で、何ができるのか。何をするのか。

 

STEPルームで「俺が好きなのは上嶋先生だ」

そう言いました。自分が不登校、ひきこもりになった理由を離します。

ヨーダ君は16くらいから、ひきこもりだったそうです。

二十年くらいずっと苦しんでいた。

 

親から絶縁の宣言をされたことも言います。

同席する校長は不機嫌です。

 

「俺はもうすぐ死ぬ」

生徒たちにそう言います。衝撃的だ。

「でも、みんな死ぬんです」

「だから、働いてください」

そういうことをヨーダ君は言いませんでした。

思い通りにはならないんだ!

最後まで、ヨーダ君はヨーダ君を貫きそうです。

誰も彼の生き方を笑うことはできないと思う。だって、彼が一番自由だから。

 

悪い人じゃないんだ。ヨーダ君。なのに死んでしまう。

この展開。すごく、胸に来ます。

 

校長先生

校長の過去が明かされます。新人教師のころ、学級崩壊を起こしてしまったそうです。

教室から逃げたと。

 

そして、録音機が取り出されました。

内容は、上嶋先生がいじめはある!と言った時のモノ。

校長はこの時、「いじめはある、と思う先生は挙手を」と暗黙のウチに脅したシーンです。

教育委員会から、凄まれてました。

どうなるんだ。校長先生。

一度失った情熱は戻ってこないのでしょうか。

 

「俺は人を育てられる器じゃないんだよ!」

ついにそう、叫んでしまいます。それに対して上嶋先生は

「苦しかったんですね」

一見、悪者に見える奴。そういう人に対しても、優しさを発揮できるのは特異です。

ひきこもりだから、そう言う訳じゃなさそうです。

上嶋先生の優しさかな。

 

 

STEPルーム

卒業式をSTEPルームで開ける。そう聞いてみんな喜びます。

しかし、上嶋先生は他のクラスと一緒に、卒業式に出ることを提案します。

 

しんどい時は、逃げたっていい。

そう言っていた上嶋先生。

逃げたままずっと生きていくわけにはいかない。

 

あぁ。凄く、大変だ。僕に言ってるみたい。

僕はまだ戦えない。もう少し、ひきこもらないと、無理そうだ。

 

しかし、STEPルームの生徒たちは挑戦しようとします。

えらい。

もちろん、逃げてもいいハズだけどね。

戦えるなら戦った方が良い。

 

戦っている人。凄いです。応援してます。

 

娘さん

上嶋先生も一歩踏み出します。

待っていてくれた娘さん。卒業式に来てくれる?と言ってくれます。

よかった。

 

家族仲が悪いのは本当に辛いから。僕は分かります。母親を恨んでいたから。

でも、恨むとものすごいエネルギーを消費します。

なので、解決できるならした方が良いです。

逃げたかったら、逃げた方が良いかな。

 

休校

唐突に、焼き鳥屋さんに北斗晶さんが。

テレビを付けると、学校は休校にすると、安倍首相が会見。

教育委員会と先生たちはてんやわんや。

 

ここの描写はちょっと、政権批判っぽいかな。

 

納得できない先生もいるようです。

う~ん。僕は卒業式とか、どうでもいいタイプだから、何とも言えない。

 

校長先生は、リスクを回避するために、学校へは来ないように。と決断。

卒業式は中止と。

 

卒業式を開きたい先生もいるようですが、僕だったら反対かな。

気持ちはどうなるのって。一人一人に確認してないじゃん。

 

自分の思う、いい学校生活を押し付けるタイプの先生もいましたね。

ちょっと立ち止まって考えて欲しいかな。

 

そして、しれっとですが、焼き鳥屋さんでは声による注文も受けていましたね!

上嶋先生も成長しているんですね。

何歳になってからでも、ちょっと自分を変える事ができるんですね。

 

卒業遠足

STEPルームのみんなが遊園地の前に集合しました。

しかし、コロナのせいで閉まっている。

その後、みんなは歩いて学校へ。

 

卒業証書を持ってきてくれた生徒がいました。みんなで、自分たちだけで、卒業式を開きます。

ラスト

青春だなぁ。僕は、自分たちで何かやる。という事を徹底的に避けてきた。

こういう事、やれるうちにやった方が良いのかも。

いや。上嶋先生のように、頑張れば楽しいことできそうですね。自分が成長すれば。

 

 

不登校の時は学校へ来い。今は来るな。変だよね」

生徒が先生たちに向かってそう言います。

僕も変に思ってました。僕の方は、ひきこもりだから、逆に助かりましたけど。

あっ。ひきこもってていいんだ。そういう風に救われましたね。不謹慎ですけど。

 

上嶋先生はいままで、諦めて、一人になっていた。そう告白します。

そして、「できる」そう思った生徒たちを褒めます。

僕も、できるって思った方が良さそうだ。

「できると思って良い。できる、できる、できる」

先生。本当に前向きです。

そうだね。簡単だけど、できるって思えるのって難しいですよね。

でも、思って良いそうです。思って良いみたい。

 

校長も根負けして、校門を開けます。

 

校庭で寝そべる。

僕も学生時代にやっておけばよかった。

みんな気持ちよさそうです。

 

これで、この物語は終わり。

「逃げてもいい」

「できると思って良い」

「人はいつか死んでしまう」

この作品を通して僕はそうを感じました。

全て簡単に見えるけど、実際に思うのは難しいです。

そして、思える人は、きっと、上嶋先生や生徒たちみたいに、校庭で両手を広げることができるのでしょう。

僕も、できるようになりたい。

良いドラマでした。

ありがとう、ひきこもり先生。

 

 

ニートのてきとうエッセイ『おれじゃん』

夜。スマートフォンが光った。

女の子の後輩からメッセージ。

「話しませんか?」

僕は、急いで返信した。

「いいよ」

それからベッドを抜け出して、ロフトへ隠れた。

この子とは際どい話をすることが、今までもあった。

性的な話。不道徳な話。世間を殴りつけるような話。

童貞の僕には、貴重な女性の話し相手だ。

今夜もきっと、秘密の話に違いない。

それに、深夜に話したいというのだから、寂しいのだろう。

話がどんな風に展開してもいいように、僕は覚悟をしていた。

 

通話が始まった。

挨拶をして、雑談に入る。

内容は、他愛ないもの。

最近、何をしているの? 君はどう? 僕はこうだよ。
そうして、電話越しに温まっていくと、話は恋愛上のものに変わっていった。

若者。夜。電話。

恋の話をするには絶好のシチュエーションなのだろう。

 

「好きなタイプは?」

そういう話になる。

僕は相手の子を想起させるようなことを言った。

理性的で、知的。物事をよく考える女の子。

「君はどんな人が好みなの?」

彼女の恋愛対象は現状、男性だという事を僕は知っていた。

「うーん。好きというより、嫌いなタイプを挙げた方が早いかも」

正直に言うと、インテリとかイケメンの特徴が挙がったら、面白いと思った。

また、僕はそのいずれでもないから、期待した。

「あれこれと、考える人は嫌い。付き合うとナイーブになりそう」

なるほど。

「不健康そうな人もダメです。肉体は頑健な方が好みみたい」

ほぉ。

「モノを書くような人は一番付き合いたくないですね」

 

僕は可笑しくなって笑ってしまった。

「それ、おれじゃん」

女の子もクスクス笑って

「うん」

小声でそう言った。

 

現役ニートが見る『ひきこもり先生』第四回

2021年7月3日放送。ひきこもり先生 第四回。

 

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ひきこもり先生

 

感想を書いていきます。

 

今回のタイトルは『戦場』

 

厳しい回になりそうです。前回はいじめをアヤフヤにされてしまいました。

今回、どうなるのか。

 

冒頭から激しいシーンが続きます。

欠席者増える。

欠席者が各クラスで増えているようです。

しかもその理由は上嶋先生が「学校なんて来なくていい」といったから。

だそうです。

 

やっぱり不登校をなくすなんてナンセンスだよ。

学校以外で能力を発揮する人も多いと思います。

 

しかも、学校が嫌な生徒が続々出てきています。

僕が学生だった頃はどうだろう?

僕意外にも学校が嫌な人、いたのかな。

 

上嶋先生は生徒からも「学校来なくていい、なんてヤバイよ」

と、言われました。でも、生徒たちはなんで俺たちの事が分かるの?と

 

ついに、ひきこもり、だったことが活きてくるのでしょう。

根幹をなすテーマですからね。

 

上嶋先生はひきこもり経験で辛かったのは、大事な人を傷つけてしまったことだといいます。

 

一方で先生方は、来ない生徒よりも、来る生徒を見ていたいと。

ドラマだから先生がちょっと悪役っぽくなっていますね。

実際に、悪い先生。てきとーな先生。いると思います。

でも、やっぱり教員が足りないよ。

授業やって、部活やって、保護者と話して。

絶対に人が足りない。

日本は今、本当に人手不足なんですね。生徒を護ることができないくらい、疲弊している。

学校に行かなくてもいいのは本当だと思う。でも、家でちゃんと教えられるか。

問題が潜在化しないか。問題は尽きないでしょうね。

娘。きたる

上嶋先生の店に、娘さんが来ました。

どうしよう? どうするんだろう? 僕は親になったことは無いから、分からない。

 

上嶋先生も固まってしまいました。

両親が離婚していたら、子供はどう育つのか。

ちょっと危ない話だけど、考えた方が良い問題だよね。

 

もちろん、子供優先でしょ。と思いたいのですが、それでは親が死んでしまう。

一番いいのは信頼できるパートナーと結婚することだね。

こればかりはちょっと運命が関わっている。

いじめ

明らかな、いじめがありますね。奥山君、どうすればいいのか分からず、車を破壊してしましました。

 

ニュースとか、学校の噂とか、何かを壊したって話聞きますよね。

きっと背景があるんだよなぁ。

なんでそんな馬鹿な事をって思うんだけど。背景がきっとある。

ベストは被害者、加害者、両方助ける事だろうな。現実では厳しいのかな。

 

それにしても作中でもイジメは取り締まらないようですね。

今の僕だったら警察に連絡しちゃう。それか逃げるか。

イジメって言葉が何故か存在しているけども、犯罪ですからね。

恫喝、侮辱、暴行。その他。

学校は発展途上国より治安が悪いのかもしれない。

 

 

奥山くんは転校してしまったようです。救えなかった。

ドラマで、ダメだった。と書くのはえらいですよね。実際も救えない生徒がどれくらいいるのか。

 

一方で和斗くんはなんとかなった。

STEP教室に来てくれました。奈々ちゃんにも謝ってくれました。

 

いじめ聞き取り調査

上嶋先生が校長に呼び出されました。

いじめを受けていたか?と聞かれます。

それも伊藤和斗くんはイジメていたか?と。

 

これは校長の駆け引きですね。

いじめがあったとすると、和斗くんは加害者になるよ。

いじめは、無いと言う方が良いのでは?という論法。
ドラマ中とはいえ、上手い話だなぁ。

 

そして、聞き取りに来た方と上嶋先生が話します。

「この学校にいじめはある?ない?」

直球ですね。先生どうする。

 

 

「ありません」

上嶋先生はそう言ってしまいました。

でも、あるんだよなぁ。諸々の事情があってそう言ったのは分かる。

でも、あるんだよなぁ。

事情というものが、事実を曲げてしまう。現実でもあると思います。

本当は無理だよなぁ。とか、本当は悪いことしているよなぁ。とか。

 

 

娘と会う。

上嶋先生、辛い心境のまま娘さんと会いました。

「ちゃんとみてくれないんだね」

娘さんの厳しい言葉。先生も上手く言葉が出ない。

すべてが上手くいかない。

 

先生。吐いてしまいました。それでも「学校、行かなきゃ」

悲痛だ。なんとかしようと、もがいているのに。上手くいかない。

 

上嶋先生、もう一度、ひきこもる。

先生、学校に行けなくなってしまいます。

しかし、本人は本当は学校へ行きたい。ままならない辛さから叫びます。

 

これは凄くわかる。

僕もよくやった。

随分叫んだ。

「学校へ行くのは戦場へ行くようなものだ」

支援してくれる職員さんがそう言います。

 

比喩ではなくて本当に戦場ですよ。

学校は。生徒にとっても、上嶋先生にとっても。

 

先生はヨーダ君に連絡を取るのですが、タイミングが悪かった。

ヨーダ君も働こうとして倒れてしまったのです。

上手く話せない。

 

そう思っていたのですが、なんと直接、上嶋先生の部屋に来てくれました。

そして信じられない告白。

 

膵臓をやられて、半年で死ぬと。

 

驚いた。そう来るとは思ってなかった。

なんとなく、上嶋先生と一緒に良くなるものだと思ってた。

そうだ。ヒトって死ぬんだ。

改めて思ってしまった。良いシーンだった。

僕たちもなんとなく、明日も生きてるだろう。そう思って生きています。

でも、本当はそんなことないんだよね。

明日死ぬかも。

半年後、膵臓をやられて死ぬかも。

 

学校で。

女性の担当教諭がSTEP教室のみんなを集めました。

真実を話すみたいです。

 

上嶋先生が「いじめはない」と言わされたから、体調を崩したのだと言います。

 

生徒たちは「あるよなぁ」と。

あるよなぁ。か。それくらいのノリでイジメがあったか。

僕も中学時代。あったな。今からでも戻って、何とかしたいくらい。

何とかしなきゃいけなかった。

 

生徒たちが、上嶋先生の家に来てくれます。

学校なんてこなくていいと。生徒から言ってくれました。

上嶋先生が言ったことを、しっかり聞いていてくれたんですね。

 

翌日、先生は学校へ向かいます。

ソーシャルワーカーさんも、一緒に。

戦場には一人で向かわせられないですよね。

 

校長に会って、「無理をしなくちゃいけないんです」

格好いいなぁ!

本当に格好いい。学校を子供たちが安心していられる場所にしたい。

素晴らしいよ。強いよ。

 

次回は卒業式らしいです。

本当に楽しみ。先生。最後まで応援してます。

 

 

現役ニートが見る『ひきこもり先生』第三回

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ひきこもり先生

2021年6月26日

『ひきこもり先生』第三回の放送です。

 

今回のタイトルは『いじめの法則』

 

ついに学校が抱える問題の最難関にぶつかるようです。

いじめに法則があるなら、決まった解法があると良いのですが、現実はそう簡単じゃない。

 

上嶋せんせいがどうやっていじめに向き合うのか。注目していきたいです。

 

いじめを目撃

上嶋せんせいが怪しいシーンに遭遇。

いじめがありそうです。

 

一方で一話に登場した奈々ちゃんは登校してきましたね。よかった。

上嶋せんせいの表情も柔らかくなっている気がします。

 

校長先生は以前から不登校ゼロ、いじめゼロを掲げているのですが、果たしてうまくいくのか。

個人的には不登校でもいいと思うのですけど。

 

いじめは普通クラスで発生していそうです。

上嶋せんせい担当のSTEPルームのメンバーではなさそう。

 

上嶋せんせい。先生として。

奈々ちゃんがクラスに来てくれたことを喜んでいます。

素直にそれを喜べる先生は現実に何人くらいいるのでしょう。

多くは忙しくて手が回らないと思います。

他の生徒とも交流を深めていってますね。

 

普通クラスでは生徒をぞんざいに扱う先生がいましたね。

忙しいとこんな感じなのかな。

 

先生も人間だから、人を公平に扱うのって難しいんですよね。

でも何とかしてほしい。

 

いじめのシーンは見るのも辛いですね。

僕も中学時代にもっとできたことがあったのかもしれない。

 

いじめとか、教員の問題とか。僕は生徒だからって特に動けなかった。

今このドラマを見ると後悔の念に駆られます。

 

ヨーダ君、焼き鳥屋へ

ひきこもり仲間のヨーダ君が来てくれましたね。

上嶋せんせいに対抗心を燃やします。

 

自分が劣った人間だと思われてる。と、思っているんですね。

この気持ちは僕も結構わかる。

うつ状態の時こんな感じでした。

 

自分の事を他の人より優れていると思いたい。

その気持ちもわかります。本当にそうかもしれないけど、そうじゃないかもしれない。

現実はそんな感じなのですがひきこもりしてると比較すらできないんですよね。

 

娘さん。登場

上嶋せんせいは過去に娘さんと離れ離れになっています。

上手くいかなくて、突き放してしまったんですよね。

 

娘さんも成長して、高校生。

上嶋せんせいと関わってくるのでしょうね。

 

ヨーダ君。恋の予感

コンビニの女性店員が好きなようです。

そうなんですよ。ひきこもりも人だから恋をするんですよね。

普通の人と同じような欲求があるんです。

 

この欲求が上手く昇華できればいいのですが。

 

学校生活

和斗くんがおそらくいじめられている子です。

上嶋せんせいと同じで、植物が好き。先生とよく話しています。

いじめに気が付くのは難しいけど、先生、頑張って。

 

そして征二君が登校してくれました。よかったぁ。

前回の続きがしっかり描かれているのは良いですね。なんだか、安心します。

 

しかし、征二くんは貧困から抜け出したわけではなさそう。

上嶋せんせいがお弁当を分けていました。

 

クラスのちひろちゃんのお母さんが登場しましたね。

この書き方はいわゆる毒親ですかね。

 

子供をコントロールしようとする親。

たぶん、ひきこもりの親に多いです。僕の母親も若いころはこんな感じでした。

怖かったなぁ。

 

案の定、偏見が強めのお母さんとして描かれています。

 

子供のちひろちゃんは奈々ちゃんと仲良くなっています。

親が嫌いという、悲しい点が共通しています。

親と上手くいかないのは、本当に辛い。

自分の事も嫌いになります。

 

校長先生はできるだけ生徒を普通教室に戻そうとしています。

普通クラス以外で上手くいくならそのままで良い気もするけどなぁ。

 

ちひろちゃんは、ビクビクしていますね。

敬語だし。

演技も上手いですね。本当に怖がってる感じがする。

肩を縮めて下を向いて。そんな感じ。

 

「いじめあるあるだね」

奈々ちゃんが、ちひろちゃんと話してそう言いました。

いじめという犯罪に、あるあるがある。

とんでもない世界です。これが現実にもあるのだからやってられない。

ドラマで登場したあるあるは、SNSですね。

通知を無視したとか、テキトウな理由です。たぶん、なにしても、いじめはするのでしょうね。

 

とにかく、人は人を攻撃したがる。

学校以外でもたぶんそうかな。

SNSだってそうなんだから。酷い世界観です。本当に。

 

そして和斗くん、いじめの加害者でもありました。

奈々ちゃんをイジメていたメンバーの一人が和斗くん。

 

自分の立場を護るためにいじめに参加していたようです。

学校も社会ですからね。それも複雑な、政治闘争の舞台に似たような世界。

たぶん、立派な世界じゃありません。学校なんて。

 

なんで不登校の生徒がいるのだろう。

不登校は子供たちの苦しさの表れ。

ソーシャルワーカーさんはそういいます。

確かにそうだと思う。

 

その苦しさを取り除けるか。

教室に入れない子供たちは繊細なんでしょうね。

それで若いから対策もなかなか浮かばない。相談するとかが妥当な方法だと思うけど。

そんなことは思いつかない。怖いからできない。

それで体が動かない。

 

スクールカーストの話も出てきましたね。

カースト上位の子供を手なずければ、上手くいきますからね。

ずるい大人。ずるい子供。

 

「いじめは無くせないのでしょうか」

上嶋せんせいがそう聞きました。

ソーシャルワーカーさんは全員が神様にならない限り無理だろうといいます。

 

僕も正直それが正解だと思う。

例えば、今の社会ではやくざに対する締め付けは相当厳しい。

なのに、やくざになる子がいる。

 

悪い方向へ行く人って一定数いるのでしょうね。

いじめをする生徒もきっと出てしまう。

 

戦うか、逃げるかしかないと思う。

戦うなら司法を積極的に使った方が良いのかな。

逃げるにしても上手くやらないといけない。

 

ほとんど災害ですね。いじめは。

人が起こす、災害。

 

上嶋せんせい、炊飯器を持っていく。

クラスに炊飯器を持っていきました。

みんなでお米を研いで、食べる。

 

同じ釜の飯を食う仲間というやつです。

屋上でみんなでご飯食べるのいいなぁ。

 

僕の学校は全部、屋上禁止でしたね。悲しかった……。

 

屋上に来た、担任の女教師が自分は何も考えていなかったと、告白しました。

正直な意見だと思います。

一般企業より良さそうとか。安定してそうとか。

 

ただ、残念ながら今の学校はそう簡単じゃない。

忙しいし、問題も複雑です。

本当に教師になりたい人以外はならない方が良いんじゃないかな。

たぶん、凄く辛い仕事だと思うから。

 

和斗くん。

和斗くんはハッキリいじめられています。

上嶋せんせいがSTEPクラスに連れてきました。

しかし、和斗くんは奈々ちゃんをイジメていたんですよね。

 

ドラマですから、なんとかうまくいきそうですけど、現実だと難しそう。

 

和斗くんは居場所がないですね。本当に。

教室も、家も。つらい。

 

奈々ちゃんや上嶋せんせいと話した翌日、学校でいじめを受けます。

上嶋せんせいは現場を目撃。

「苦しかったら学校なんて来なくていいんだ」

そういいました。

 

たぶん。そう。

現実でもそうだと思う。

 

いじめられた和斗くんをSTEPクラスのみんなが助けます。

普通クラスにいるより、いい成長の仕方ですよね。

 

勉強も大事なのでしょうけど、心が成長しないとどうしようもない。

 

校長先生はいじめをトラブルだとして対応しようとします。

上嶋せんせいはハッキリこれはいじめだと思いますと告げる。

 

校長先生と対立してしまいました。

「学校というのは社会の縮図」

そうクラスで校長はいいました。

 

うぅむ。こんなのが社会なら、ぶっ壊した方が良いですね。

 

ソーシャルワーカーさんがいじめの加害者、奥山くんに話しかけます。

彼は加害者なのですがたぶん彼にも問題があります。

加害者も含めて、助けることができたらそれは最高の福祉です。

 

ここで今回は終了。

来週はどうなるのか。いじめに対応できるのか。上嶋せんせいの娘さんは?

ヨーダ君の恋は?

来週も楽しみです。

 

ニートのてきとうエッセイ 『魔法の言葉』

人は人の言うことを聞かない。

音は理解しても行動には繋がらない。

 

それぞれ意思があるから。

命令に従わせるのは難しい。

 

上司の命令は絶対。

そんなの嘘だ。

 

罰が無ければ従わない。

上司に従っているのではなく、罰を与える権力

その後の人間関係に対する恐怖。

 

これに従っているだけだ。

 

上司からすれば不安だ。

部下からすれば恨めしい。

 

この状況を解決してくれる魔法はあるまいか。

人間関係上の複雑を何も考えずに吹き飛ばしたい。

 

見つかった。

魔法の言葉がこの世にある。

 

友人の家で「寒い」

と、言ったことはあるだろうか。

 

これが魔法だ。

 

自分は暖房を付けてくれとは言っていない。

なのに友人は暖房を付ける。

 

「そのお菓子、おいしそうだね」

くれ、とは言っていない。

 

なのに、友人は「食べる?」

と聞いて、お菓子を差し出す。

 

これが魔法だ。誘導だ。

 

応用できる。

「あの資料、まとめてくれると助かるなぁ」

そう言って返答を待っておけばいい。

 

「じゃあ、僕がやります」

そういう人が居るはずだ。

 

彼が自発的にやる。

というのだから、やらせてみれば良い。

 

上司は責任を負わず、部下がやる。

部下が上司を恨めるはずがない。

自分でやるといったのだから。

 

「お酒は出さない方が良さそうだ」

そう独り言のように言ってやるといい。

 

「では、当店では酒を出しません」

自分でそう言うのだから仕方がない。

損失が出ても仕方がない。

 

「他の隊では敵艦に突っ込んで戦果を挙げたらしい」

「では、自分も」

 

この魔法が優れているのは、誘導だと悟られないところにある。

 

きっと我々もこの魔法にかかった事がある。

かけた事がある。

 

魔法なんて無い方が良い。

 

そう言えば

僕がエッセイを書けるのは「読者になる」ボタンを皆さんが押してくれるからだなぁ。

 

なんてね。