蓮見七月の部屋から考察

部屋から考える社会・世間

現役ニートが見る『ひきこもり先生』第四回

2021年7月3日放送。ひきこもり先生 第四回。

 

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ひきこもり先生

 

感想を書いていきます。

 

今回のタイトルは『戦場』

 

厳しい回になりそうです。前回はいじめをアヤフヤにされてしまいました。

今回、どうなるのか。

 

冒頭から激しいシーンが続きます。

欠席者増える。

欠席者が各クラスで増えているようです。

しかもその理由は上嶋先生が「学校なんて来なくていい」といったから。

だそうです。

 

やっぱり不登校をなくすなんてナンセンスだよ。

学校以外で能力を発揮する人も多いと思います。

 

しかも、学校が嫌な生徒が続々出てきています。

僕が学生だった頃はどうだろう?

僕意外にも学校が嫌な人、いたのかな。

 

上嶋先生は生徒からも「学校来なくていい、なんてヤバイよ」

と、言われました。でも、生徒たちはなんで俺たちの事が分かるの?と

 

ついに、ひきこもり、だったことが活きてくるのでしょう。

根幹をなすテーマですからね。

 

上嶋先生はひきこもり経験で辛かったのは、大事な人を傷つけてしまったことだといいます。

 

一方で先生方は、来ない生徒よりも、来る生徒を見ていたいと。

ドラマだから先生がちょっと悪役っぽくなっていますね。

実際に、悪い先生。てきとーな先生。いると思います。

でも、やっぱり教員が足りないよ。

授業やって、部活やって、保護者と話して。

絶対に人が足りない。

日本は今、本当に人手不足なんですね。生徒を護ることができないくらい、疲弊している。

学校に行かなくてもいいのは本当だと思う。でも、家でちゃんと教えられるか。

問題が潜在化しないか。問題は尽きないでしょうね。

娘。きたる

上嶋先生の店に、娘さんが来ました。

どうしよう? どうするんだろう? 僕は親になったことは無いから、分からない。

 

上嶋先生も固まってしまいました。

両親が離婚していたら、子供はどう育つのか。

ちょっと危ない話だけど、考えた方が良い問題だよね。

 

もちろん、子供優先でしょ。と思いたいのですが、それでは親が死んでしまう。

一番いいのは信頼できるパートナーと結婚することだね。

こればかりはちょっと運命が関わっている。

いじめ

明らかな、いじめがありますね。奥山君、どうすればいいのか分からず、車を破壊してしましました。

 

ニュースとか、学校の噂とか、何かを壊したって話聞きますよね。

きっと背景があるんだよなぁ。

なんでそんな馬鹿な事をって思うんだけど。背景がきっとある。

ベストは被害者、加害者、両方助ける事だろうな。現実では厳しいのかな。

 

それにしても作中でもイジメは取り締まらないようですね。

今の僕だったら警察に連絡しちゃう。それか逃げるか。

イジメって言葉が何故か存在しているけども、犯罪ですからね。

恫喝、侮辱、暴行。その他。

学校は発展途上国より治安が悪いのかもしれない。

 

 

奥山くんは転校してしまったようです。救えなかった。

ドラマで、ダメだった。と書くのはえらいですよね。実際も救えない生徒がどれくらいいるのか。

 

一方で和斗くんはなんとかなった。

STEP教室に来てくれました。奈々ちゃんにも謝ってくれました。

 

いじめ聞き取り調査

上嶋先生が校長に呼び出されました。

いじめを受けていたか?と聞かれます。

それも伊藤和斗くんはイジメていたか?と。

 

これは校長の駆け引きですね。

いじめがあったとすると、和斗くんは加害者になるよ。

いじめは、無いと言う方が良いのでは?という論法。
ドラマ中とはいえ、上手い話だなぁ。

 

そして、聞き取りに来た方と上嶋先生が話します。

「この学校にいじめはある?ない?」

直球ですね。先生どうする。

 

 

「ありません」

上嶋先生はそう言ってしまいました。

でも、あるんだよなぁ。諸々の事情があってそう言ったのは分かる。

でも、あるんだよなぁ。

事情というものが、事実を曲げてしまう。現実でもあると思います。

本当は無理だよなぁ。とか、本当は悪いことしているよなぁ。とか。

 

 

娘と会う。

上嶋先生、辛い心境のまま娘さんと会いました。

「ちゃんとみてくれないんだね」

娘さんの厳しい言葉。先生も上手く言葉が出ない。

すべてが上手くいかない。

 

先生。吐いてしまいました。それでも「学校、行かなきゃ」

悲痛だ。なんとかしようと、もがいているのに。上手くいかない。

 

上嶋先生、もう一度、ひきこもる。

先生、学校に行けなくなってしまいます。

しかし、本人は本当は学校へ行きたい。ままならない辛さから叫びます。

 

これは凄くわかる。

僕もよくやった。

随分叫んだ。

「学校へ行くのは戦場へ行くようなものだ」

支援してくれる職員さんがそう言います。

 

比喩ではなくて本当に戦場ですよ。

学校は。生徒にとっても、上嶋先生にとっても。

 

先生はヨーダ君に連絡を取るのですが、タイミングが悪かった。

ヨーダ君も働こうとして倒れてしまったのです。

上手く話せない。

 

そう思っていたのですが、なんと直接、上嶋先生の部屋に来てくれました。

そして信じられない告白。

 

膵臓をやられて、半年で死ぬと。

 

驚いた。そう来るとは思ってなかった。

なんとなく、上嶋先生と一緒に良くなるものだと思ってた。

そうだ。ヒトって死ぬんだ。

改めて思ってしまった。良いシーンだった。

僕たちもなんとなく、明日も生きてるだろう。そう思って生きています。

でも、本当はそんなことないんだよね。

明日死ぬかも。

半年後、膵臓をやられて死ぬかも。

 

学校で。

女性の担当教諭がSTEP教室のみんなを集めました。

真実を話すみたいです。

 

上嶋先生が「いじめはない」と言わされたから、体調を崩したのだと言います。

 

生徒たちは「あるよなぁ」と。

あるよなぁ。か。それくらいのノリでイジメがあったか。

僕も中学時代。あったな。今からでも戻って、何とかしたいくらい。

何とかしなきゃいけなかった。

 

生徒たちが、上嶋先生の家に来てくれます。

学校なんてこなくていいと。生徒から言ってくれました。

上嶋先生が言ったことを、しっかり聞いていてくれたんですね。

 

翌日、先生は学校へ向かいます。

ソーシャルワーカーさんも、一緒に。

戦場には一人で向かわせられないですよね。

 

校長に会って、「無理をしなくちゃいけないんです」

格好いいなぁ!

本当に格好いい。学校を子供たちが安心していられる場所にしたい。

素晴らしいよ。強いよ。

 

次回は卒業式らしいです。

本当に楽しみ。先生。最後まで応援してます。