【ニートと】ナポレオンを読んで2週間寝込んだ話。【読書】
ニートが小説『ナポレオン』を読んだら2週間寝込んだ話。
こんにちは。ずいぶん久しぶりに投稿します。あれから完璧にニートになりました。
蓮見七月です。
久しぶりの投稿理由は、タイトルの通り、佐藤賢一さんの『ナポレオン』を読んで寝込んじゃったからですね。
「そもそもニートなんだからいつも寝込んでいるようなものだろ」
って思うかもしれませんが、この寝込んだ期間が私にまたブログを書かせる気持ちを起こしてくれました。
読書って良いですね。
それはともかくとして本題に入りましょう。
『ナポレオン』を読んで2週間くらい寝込んでました。(笑)
ニート期間中、やることがないので自然と読書で暇をつぶすことにしました。
そこで買ったのが小説『ナポレオン』
ハードカバーで1冊500ページちょっとくらいの本でした。
歴史はもともと好きだったし、暇なのだから読んでみようということで買ったのですね。
著者の佐藤賢一さんの作品は他に、小説『フランス革命』というのを読んだことがあります。
あくまで小説なので、専門的な知識はいらないですし、私のようなアマチュアでも楽しめる作品でしたので再度、佐藤賢一さんの作品で読んでみようと思ったのです。
皆さん表紙の人物が誰だかわかりますよね。
学生時代にちょっとだけ習ったフランス皇帝ナポレオンです。
赤い表紙のナポレオンはあまり見られないかもしれませんが、中央の青と最後の緑のナポレオンは教科書に載ってましたよね。
この小説には当たり前ですけども彼の人生が書いてあるわけです。
コルシカ島に生まれてセント・ヘレナ島で死ぬまでと死体がフランスに帰ってくるまで全部書いてあります。
ニートながらに稀代の英雄の人生を本を通して覗いてきたというわけです。
ナポレオンの人生についてここで詳しく書くつもりはありません。もっと詳しい人がブログで書いていたり、なんなら、本書を買って自分で読めばいいわけですからね。
じゃあ何を書くのかというとなんでニートが彼の人生を見て2週間寝込むのか?という話です。
知られているようにナポレオンは生涯で多くのことを成し遂げました。
軍人としては司令官としてヨーロッパ各国やエジプトまで転戦。
政治家としては総裁や、その先の皇帝へ。
芸術や数学など学問を愛し、妻も娶り、(1度離婚しますがオーストリア皇女と再婚)愛人も複数人。
ニートの私からすると、多くのことを成し遂げた最高の人生なわけです。
なのに私が寝込んだのはナポレオンが結局は何がしたかったのだろう?と考え込んでしまったから。
英雄は何のために生きたのか?
ナポレオンが偉大だというのは周知の事実ですが、彼は一体何のために生きたのでしょう?
そこが分からないから、私は寝込むんです。
ナポレオンというのはフランス革命の最中に頭角を現します。
フランスの教育を受けた貴族出身の将校が亡命しますから、そこで人員不足ということで頭角を現しやすかったんですね。
彼も革命を支持する。あるいは支持するふりをして出世していくのですが彼はのちに皇帝になるわけです。
矛盾してますよね。
王政が嫌だからフランス人は革命を起こしたわけです。それにナポレオンも乗っかった。
なのに今度は自分が皇帝になるんです。
お前も王様みたいなもんじゃないか!
革命を起こして市民中心の国家にしたいのか?それともフランスを、欧州を、世界を自分のモノにしたいのか?
一貫性がないように見えたのです。
革命を起こしたロベスピエールは、憲法と革命を信じて断頭台の露と消えます。
これはわかる。革命に殉じたのだなぁと。自分の考え方をもって死んでいったのだなぁと。
しかし、ナポレオンはどうなんだ?
戦争では負け知らず、政治では皇帝に、家庭では妻も愛人もいる。
しかし、その実いったい何を望んでいたんだろう?
ご存じの通りナポレオンは失墜してセント・ヘレナ島で死にます。
今まで戦ってきた部下にも裏切られ、戦争にも負け、皇帝でもなくなり、妻や息子とも会えなくなる。
すべてを失ってからっぽで死ぬんです。
前述したロベスピエールは理想を抱いて死んだとすんなり思えるえのですが。
ナポレオンは何を考えて死んだのかさっぱりわからない。
何を考えて、何のために生きて、死ぬときは何を思ったのか?
そんなことを考えていたら2週間寝込みました。
まとめ
自分の考えをもって国民のために活動して死ぬのか?
自分の欲求のためにすべてを失って失意のうちに死ぬのか?
一体どちらの人生が良いのか?善いのか?ニートとしてはとても考えさせられるわけです。
他人のために頑張っても死んじゃったら意味がないよなぁとも思うし、
自分のために生きても結局最後は死んじゃうんだよなぁとも思えます。
結局、答えは出ません。どちらも良かったり、むなしかったり。
一介のニートには難しすぎる話だったのかもしれません。
皆さんはどのように生きていきたいですか?